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																| 美容皮膚医学BEAUTY 第46号(Vol.6 No.3, 2023) | 
															 
															
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																	 A4変型判/112頁 
																		定価4,400円(本体4,000円+税10%) ISBNコード:978-4-287-91046-7 
																	全ページカラー印刷 
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 近年,顔面・頸部の解剖学的知見が続々と発見されるにつれ,新たな手術法や治療法が開発され,美容医療は飛躍的な進歩を遂げた.たとえばシミ・シワのある皮膚に対して各種低侵襲治療の組み合わせを行うことで,均一な色調の艶のある皮膚を得ることが可能となった. 
 一方,顔から頸部にかけての輪郭に対する治療は,骨から皮膚までの解剖学的構造がすべて関与しているので,皮膚のみの治療に比べより困難である.輪郭形成といえば以前は手術療法が第一選択であったが,最近ではフィラー注入やボツリヌストキシン注射,さまざまなenergy based device(EBD)治療などの低侵襲治療の組み合わせにより,輪郭不整の改善がかなりの程度可能となった. 
 このように美容治療の低侵襲化とともに,美容治療は患者にとって身近な存在となってきた.さらにSNSの発達に伴い,誰もが自己の顔写真を公開する時代となり,アプリケーションを使ってデフォルメした理想像に自分自身の顔を合わせたいと,美容医療を希望する者が増えている.美容医療に携わる医師は,皮膚の美しさや各部位の形の美しさを求める治療だけでなく,美しい顔面の輪郭を得るための治療も患者から求められることが多くなった. 
 そもそも美しい輪郭とは何だろうか.患者が求める理想像は果たして本当に美しい形なのか,美しい輪郭といえるのだろうか.個々の顔には個性があるのに,画一的に1つの型を当てはめ,患者が求めるままの治療を行うことに疑問を感じることがあった.そのような折に本特集を企画編集する機会をいただき,総合的に美しい輪郭を得るにはどうすればよいのかを基本から見直す特集にしたいと考えた. 
 顔面・頸部の輪郭に影響する要素は,土台となる顔面骨から,筋層・SMAS,皮下脂肪組織,皮膚まで,解剖学的層状構造とそれらを全層にわたりつなぐ支持靭帯と疎性結合組織である.本特集ではそれぞれの解剖学的構造に焦点を当てながら,手術療法から非手術療法に至るまで,各分野のエキスパートの先生方に輪郭の治療法についてご執筆をお願いした.今一度,美しい輪郭とは何なのか,それを得るために何が重要なのかを総合的に見つめなおす機会に本特集がなれば幸いである. 
 なお最近,顔の輪郭を意味する言葉として「フェイスライン」という言葉が雑誌などでしばしば使われている.それに伴い学会発表などでもその言葉を頻回に耳にするが,演者によって指し示す部位が異なることもしばしばである.元来「フェイスライン」はヘアカットを行う美容師の世界から発生した和製英語(カタカナ語)であり,英語のcontourやprofi leに相当する医学用語として相応しくないと考える.したがって本特集では「フェイスライン」という言葉を使用せず「顔の輪郭」と統一して表記した.ご協力いただいた執筆者の先生方には感謝申し上げる.
 
  
											
													杉野宏子 (青山エルクリニック 院長)
  
											 
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〔Ⅰ.総論〕 
1.美しい輪郭とは何か?/関谷秀一 
〔Ⅱ.手術療法〕 
1.顔面骨切りによる輪郭形成/倉片 優 
2.フェイスリフト手術/鈴木芳郎 
3.鼻のデザイン―その考え方―/室 孝明 
4.皮膚と脂肪コンパートメントへのスレッド挿入で整える輪郭/杉野宏子 
〔Ⅲ.非観血的療法〕 
1.輪郭を保つスキンケア/奥村千香 
2.メソセラピー/谷 祐子 
〔Ⅳ.ここがポイント〕 
1.たるむ前から輪郭を保つための予防的機器治療/有川公三 
2.若々しい輪郭を作るための皮膚に対する機器治療/伊藤史子 
3.真皮からSMAS までの総合的機器治療/石川浩一 
4.フィラー注入による輪郭形成/塚原孝浩 
5.輪郭を整えるボツリヌストキシン治療/西田美穂,西田 真 
														 
														 
														 
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