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美容皮膚医学BEAUTY 第51号(Vol.6 No.8, 2023) |
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A4変型判/96頁
定価4,400円(本体4,000円+税10%) ISBNコード:978-4-287-91051-1
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特集●アンチエイジング ―運動・栄養・環境・精神の観点から―
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本特集は,美容領域で理解が必要な,現在の抗加齢医学―アンチエイジング医学―の到達点をそれぞれの専門家に解説いただいた.
現在は,老化は疾患との立場をとる人たちが多くなった.2020年ごろまでは,アンチエイジング医学の考えは,予防医学を中心としていた.2014年ごろまでは運動や食事,睡眠への予防的介入が中心であった.その後,環境が重要とされ,予防医学としてエクソポゾームという,広い意味での環境での曝露が健康寿命に重要とされてきた.2021年以降は,老化への介入ポイントが整理されつつあり,遺伝因子が20%程度で,環境因子が70%程度を占めていると考えられるようになった.老化のメカニズムが次第にわかるようになり,若返りもマウスでは可能となった.このため,老化と寿命のメカニズムの違いがいわれはじめ,老化の治療が次のテーマとなっている.美容領域では,早くから“若返り”という単語が使われたが,今後は生物学的時計に準じた,真の若返り治療も進むと思われる.
このような状況で,美容での現状を,内的老化へのアプローチと外的老化へのアプローチとして解説していただいた.
山田秀和 (近畿大学 客員教授,大阪公立大学 客員教授,大阪大学大学院 医学研究科 招聘教授)
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Ⅰ.老化とは
1.アンチエイジング医学とは―老化計測とepigenetic clock―/山田秀和
2.内的老化/米井嘉一
3.外的老化/森田明理
Ⅱ.それぞれの観点から:運動
1.運動実施に伴うアンチエイジング効果/藤田 聡
Ⅲ.それぞれの観点から:栄養
1.食事/日比野佐和子
2.腸内細菌とその代謝物/内藤裕二
3.見た目のアンチエイジングに役立つ栄養学/田中 孝,田村忠司
4.サプリメント/山岸昌一
Ⅳ.それぞれの観点から:環境
1.住宅の健康性/岩前 篤
Ⅴ.それぞれの観点から:精神
1.化粧療法の認知症患者への好影響
/阿部康二,田所 功,山下 徹,佐藤順子,谷 都美子
2.睡眠/小野太輔,大黒正志,西野精治
Ⅵ.対処法
1.アンチエイジング―シミ,シワへの対応―/船坂陽子
2.容貌/大慈弥裕之
3.体型/根本美穂,山田秀和
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