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美容皮膚医学BEAUTY 67号
美容皮膚医学BEAUTY 67号(Vol.9 No.2, 2026)

特集●治療に苦慮するざ瘡患者をどう診る?

企画編集:堀内祐紀
発行:2026年5月(2026年5月22日発売)
判型:A4変型
頁数:88
ISBN:978-4-287-91067-2
定価:4,400円(本体4,000円+税10%)

特集にあたって

 どこまで関わり,どこまで治し,どこまで伴走できるのか.
 いま,ざ瘡治療が私たちに問いを投げかけている.
 新規治療薬やデバイスが次々と登場し,ざ瘡治療の選択肢はかつてないほど広がっている.一方で,思うように改善しない患者,再燃を繰り返す患者,治療に疲弊し不信感を抱く患者に,日常診療で向き合っている医師も少なくない.治療が進化した今だからこそ,私たちは改めて問い直す必要がある「ざ瘡治療の本質とは何か」.
 本特集では,保険診療を診療の軸に据え,耐性菌という現実的課題,漢方治療の位置づけ,IPLや各種エネルギーデバイスの活用,ニキビ跡治療,栄養・スキンケア指導に至るまで,多角的な視点からざ瘡治療の現在地を整理した.美容医療に頼らず,どこまで治せるのかを真摯に追求する診療姿勢,重症例において避けて通れない耐性菌への向き合い方,そして治療効果を左右する「患者理解」と「伝え方」.
 さらに本特集では,マンガを用いた患者啓発や,ざ瘡治療とは切り離せない,非常に重要な看護師との連携にも光を当てた.ざ瘡は単なる皮膚疾患ではなく,患者の生活や心理,自己評価に深く関わる慢性疾患である.どこまで関わるのか,どこまで伴走するのか,その我々の姿勢そのものが,治療の質を決定する.
 「ざ瘡を本気で治したい」.
 その強い思いを共有するエキスパートが集い,工夫し,積み重ねてきた臨床経験を惜しみなく共有してくれた.本特集が,治療に苦慮するざ瘡患者と向き合うすべての医師にとって,明日からの診療を,確かに前へと進める一助となることを願っている.

堀内祐紀
(秋葉原スキンクリニック 院長)

目次

  1. 難治性ざ瘡における耐性菌問題の臨床的意義とその最新動向/中南秀将
  2. どこまで行ける? ざ瘡保険治療/石田和加
  3. 難治性ざ瘡に対する漢方治療/毛山 剛
  4. 体幹ざ瘡/身原京美
  5. 看護師連携/千葉真美
  6. 患者啓発・コミュニケーション/佐治なぎさ
  7. 難治性ざ瘡に対するIPL治療/川添 剛
  8. ざ瘡に対する1726 nmレーザー治療/坪内利江子
  9. 難治性ざ瘡に対するAGNES治療/矢田佳子
  10. 難治性ざ瘡に対するZO SKIN HEALTH/田中倫子
  11. ざ瘡後瘢痕に対する治療/大原奈津恵
  12. ざ瘡と栄養/真弓 愛