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Heart 2014年7月号
SOLD OUT |
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2014年6月16日発売
A4変型判 価格:本体 2,000円+税 ISBNコード:978-4-287-86035-9
全ページカラー印刷
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特集●ギモン解決!!カテーテル検査・治療Q&A
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企画編集/島袋朋子
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画像をクリックするとサンプルをPDFでご覧いただけます |
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循環器疾患の診断・治療において,心臓カテーテル法は欠かせないものになっています。いまや冠動脈疾患だけでなく,心臓弁膜症や不整脈,末梢血管に対する診断・治療も行っています。
私が心臓カテーテル室にかかわり,検査・治療の介助や患者さんのケアを行うことになったのは,看護師になってかなり経ってからのことでした。当時はすでに管理者として働いていましたので,今でこそ通常のこととなっていますが,その頃はまわりにずいぶん気を遣わせたのではないかと思います。私は,わからないことはそばにいるスタッフをつかまえてはよく質問をしていましたので,医師だけでなく臨床工学士や臨床放射線科技師にも大変お世話になりました。そうやって15年,現在は心臓カテーテル室で業務を行う一方で,心臓カテーテル室に初めて勤務する看護師の指導を行っています。しかし,かなりの看護師がカテーテル室での勤務を苦手とすることが多いと感じます。とくに経験がある看護師ほどわからないと言えなかったり,聞くことができないといったジレンマがあるようです。今回は新人・若手看護師だけでなく,初めてカテーテル室勤務をする看護師さんに読んでいただけるような内容を企画しました。
まずカテーテルでの検査の種類と,その検査で何がわかるのか,主に左心カテーテル,右心カテーテル,心臓電気生理学的検査(EPS)について解説していただきました。そして冠動脈形成術の手順と進行に伴い,看護師に注意して欲しいことを医師から解説していただきました。治療の進行状況を把握するということは,次への準備や患者さんへの声かけのタイミングに重要となります。
カテーテル室で看護師がわかりにくいと感じているのがデバイスと医療機器についてだと思います。治療に関するデバイスの種類も多く,それぞれ特徴があります。慢性完全閉塞病変(CTO)の治療のときには何本もガイドワイヤーが出ることがあり,記録が書けないという看護師が多くいました。ここでそれぞれの特徴を覚えていただきたいと思います。また治療のときに欠かせないのがIVUS ですが,同じように血管内の状態をみるOCT,FFRとどのように使い分けているのかを解説していただきます。そして携わる機会が少ない施設もありますが,IABP,PCPSが使われるときは患者さんも緊迫した状況である場合なので,基本的な知識はもっておいていただきたいと思います。さらに検査・治療前,治療中,治療後の看護師の動き,看護ケアの内容,注意点について解説していただきました。また心臓リハビリテーションはPCI 後の運動療法ということで,理学療法士が行っていることを教えていただきます。最後に施設によって違うことがいろいろあると思いますが,ちょっとした疑問,他施設ではどうしているんだろう,という内容を10個集めてみました。必ずしも正解というわけではありませんが,自施設での検討課題になるかもしれません。
今回の企画でカテーテル検査・治療に関する疑問が1つでも解決し,日々の業務に役立つことがあれば幸いです。
島袋朋子
(湘南鎌倉総合病院 副看護部長,心臓センター管理者)
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特集
1.カテーテル検査の種類を教えてください!/芦田和博
2.カテーテルでの治療はどのように行いますか?/伊地知 健,松隂 崇
3.デバイスについて教えてください!/松本一真
4.検査・治療前に行わなければいけないことは何ですか?/保山悦子
5.IVUS,OCT,FFRの評価はどのように使い分けているのですか?/本江純子
6.カテーテル検査室で使用される医療機器は何ですか?/添田信之
7.検査・治療中の看護師は何をしていますか?/野口純子
8.検査・治療後はどんなことに気をつければいいのですか?/小林由実 9.心臓カテーテル治療後の心臓リハビリテーション,運動療法はどのように行っていますか?
/桑島泰輔,千葉公太
10.もっと教えてください! カテーテル検査・治療のギモン10/島袋朋子
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