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循環器ナーシング 2016年4月号 |
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2016年3月31日発売
A4変型判 価格:本体 2,000円+税
ISBNコード:978-4-287-86056-4
全ページカラー印刷
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特集●フィジカルアセスメントの基本と実践
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企画編集/浅香えみ子
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画像をクリックするとサンプルをPDFでご覧いただけます |
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フィジカルアセスメントは患者さんの状態を把握し,看護ケアをプランニングするうえで有用な方法です。患者さんを身体,精神,社会的側面から把握する過程で,身体側面の判断としてフィジカルアセスメントが機能します。その基本的知識や技術は基礎教育のなかでも触れられている基本スキルではありますが,臨床場面で十分に活用されているとはいいにくいところでしょう。このスキルを有効に活用するためには,学習したことを臨床の状況に対応させる必要がありますが,なかなか思うようにはなりません。また,循環器診療の場面では,機器を用いたモニタリングが活用されることが多くあるために,フィジカルイグザミネーションを用いた情報収集が割愛されてしまいがちなことも懸念されます。
本特集では,循環器看護の実践におけるフィジカルアセスメントの必要性,有用性を再確認し,臨床実践のなかでの活用場面を「主訴から」「症状から」「疾患から」「場面から」と,切り口を変えてイメージしてみましょう。日々の実践を振り返り,あのときにどのような考え方をしていたら,うまくフィジカルアセメントが使えたのか? とリフレクションをしてみましょう。活用できる機会は思いのほか多くあるはずです。
フィジカルアセスメントを使えると,病態の変化をいち早くキャッチし,体のなかで起きている変化を迅速に判断することができます。その結果,より効果的な看護・治療の提供が可能になります。このことは医療の成果を向上させるとともに,患者さんの急変を予防することにもなります。それぞれの状況で何を判断すればよいのか? 集めるべき情報とは何であるのか? 求める情報はどのように集められるのか? がわかると,患者さんと対面したときの実践がおのずと変わってくるはずです。判断ができると,実践するうえでの不安が減り,自信を持って日々の看護実践ができるようになります。実践力の向上を目指し,フィジカルアセスメントを活用していきましょう。
浅香えみ子
(獨協医科大学越谷病院 副看護部長 救命救急センター・ICU 師長)
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特集
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循環器ナースに必要なフィジカルアセスメントとは/政岡祐輝
フィジカルアセスメントとモニタリング/古厩智美
主訴から始めるアセスメント/望月 桂,伊藤敬介
症状別:「息苦しい…」から始まるフィジカルアセスメント/石井恵利佳
症状別:「胸が重苦しい…」から始まるフィジカルアセスメント/堂園和恵
疾患別:脳卒中発症を疑ったなら…/髙栁知美
疾患別:心不全の増悪を疑ったなら…/源本尚美
疾患別:心筋梗塞を疑ったなら…/竹内史江
場面別:カテーテル検査後の観察とフィジカルアセスメント/佐々木友子
場面別:心臓リハビリナースによる異常の早期発見とフィジカルアセスメント/岩尾雅子 |
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