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| レジデント4月号（創刊号） SOLD OUT |
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2008年3月10日創刊 ● AB判
価格：本体2,000円+税
ISBNコード：978-4-287-81001-9
全ページカラー印刷
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| 第1特集●心電図を「読む」 |
| 編集／山下武志・稲田英一 |
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| 第2特集●マッチング成功のひけつ |
| 編集／安原 洋（東京大学医学部教授） |
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臨床研修医はもっぱら病棟診療のトレーニングがメインとなっており，外来診療の研修機会は必ずしもそう多くはない。高血圧診療のメインは量的には圧倒的に外来診療に属するが，それは高血圧が最も頻繁にみられるコモンディジーズの代表だからである。したがって，病棟でみる高血圧は，他疾患で入院して高血圧を合併している場合がほとんどである。そのなかでも高血圧の病態そのものがメインプロブレムとなるのは，高血圧緊急症や難治性高血圧，高血圧性脳，心，腎，血管障害の末期の重症状態，それに手術療法などで治癒可能な2次性高血圧などであろう。そのような入院症例に対して，どのようなアルゴリズムでワークアップするか，実際の提示症例について学びながら，その診療法を会得してほしい。高血圧は，かつては悪性高血圧にみられるように不治の病であり，その前段階であっても蛋白尿が出現しようものなら数年後の予後は悲惨なものであった。しかし，現在では高血圧や高血圧性臓器障害の成因がかなり解明され，なによりも優れた降圧薬の出現によって臓器機能を損なうことなく降圧することが可能になったために，高血圧はほぼコントロール可能な病態となった。よって，各種降圧薬の特徴とその使い方のポイントを心得ておくことが必須である。
血圧値ほど優れた予後指標はなく，高血圧の診断，リスクの判定，それに続く血圧やほかのリスク因子を含めたトータルなリスク管理は，現在では予防医学として医学の主要な分野となっている。研修医が将来どの分野に進もうとも，すべての医師がそのポイントを心得ておく必要があり，その意味で高血圧診療は臨床研修制度の基本的診療能力にまさに相当する。
高血圧や糖尿病の管理は，血圧や血糖を下げることが最終目標ではない。これらの病態に関連する疾患の発症を未然に防ぐことが本来のゴールである。生活習慣の是正を含め，長期にわたって保健・医療のケアに関わることは，現在その確立が希求されている，かかりつけ医，総合医の要件である。その意味でも，研修医が外来診療に従事する前に一読する価値がある内容となっているだろう。
島田和幸
（自治医科大学循環器内科学主任教授，同附属病院院長
日本心臓病学会理事・日本循環器学会理事）
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第1特集●心電図を「読む」……編集／山下武志・稲田英一
◆特集にあたって……山下武志
◆1. 心電図を記録するために：測定，モニター編……安喰恒輔
◆2. 心電図を記録するために：心電図基礎編……佐々木玲聡・中里祐二
◆3. 疾患特有の心電図を読むために：臨床応用編
・急性冠症候群……速水紀幸・村川裕二
・安定労作性狭心症……高島伸一郎・加藤武史
・異型狭心症（冠攣縮狭心症）……伊達太郎
・肥大型心筋症・拡張型心筋症……松本直樹
・危険な不整脈：心室頻拍・心室細動……鎌倉史郎
・日常よく見る不整脈：心房細動……井上 博
・洞機能不全症候群・房室ブロック……大塚崇之
・弁膜症でよく見られる心電図異常や不整脈……高橋尚彦
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第2特集●マッチング成功のひけつ……編集／安原 洋
◆成功するマッチング，後期ローテーションのために……石黒達昌
◆マッチング体験者へ20の質問 |
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■Interview
◆創刊インタビュー……稲田英一 |
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■連載
◆診察を極める！Dr.古谷のあすなろ塾
・第1回 血圧測定を極める！……古谷伸之
◆デキレジ〜聖路加チーフレジデントがあなたをデキるレジデントにします
・第1回 Satが低下してます！……監修／岡田 定
・レジ力判定チェックシート Vol.1
◆子供なんてコワくない！子供の診察のコツ
・第1回 子供の診療の基本［1］……早川 浩
◆法医学教室の窓から……岩瀬博太郎
◆Q&Aで学ぶ画像診断の基本
・第1回 放射線ってなんだろう？……今西好正，福井 厚，徳原 正則，中島 康雄
◆麻酔科研修Primer
・麻酔管理における全身管理の重要性……稲田英一
◆医療訴訟事例から学ぶ，研修医に役立つ知識
・第1回 問診の重要性……小林弘幸 |
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■Report
◆医局紹介
・FILE001慶應義塾大学医学部消化器内科
◆BOOK REVIEW |
