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レジデント4月号 SOLD OUT |
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2010年3月10日発売 ● AB判 価格:本体2,000円+税
ISBNコード:978-4-287-81025-5
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特集●フィジカル診断学を極めよう! |
監修/日野原重明 企画編集/徳田安春 |
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19世紀初頭にパリのLaennec医師によって発明された聴診器の登場以降,同じくパリのLouis 医師やウイーンのSkoda医師のような高度な臨床技能を有する医師たちにより,「身体診察(physical examination)」の英知が当時の医学の知識体系のなかに急速に蓄積していった。さらには,19世紀の終わりに登場した「臨床医学の父」であるWilliam Osler医師が,「フィジカル診断(physical diagnosis)」の重要性を強調し,フィジカル診断学はその後の臨床医にとり必須の技能になった。
患者の直接的な観察の基づくフィジカル診断学は現在でも重要であり,すべての臨床医が習得すべき技能である。時間(夜間など)と場所(僻地や海外など)の状況によっては,検体検査や画像検査は利用できないこともあるが,フィジカル診断はいつでもどこでもでき,その場で結果を得ることができる。
本特集では,実践に役立つフィジカル診断学の重要ポイントを集めてみた。患者の臨床所見を詳細に「観察」し,さらにはこの特集号をベッドサイドに携行参照して,反復学習することによって,きっとフィジカル診断学を習得できると思う。さあ,レジデントのみなさん! 検査テネスムスから脱却して,フィジカル診断を極めよう!
日野原重明
(聖路加国際病院 理事長・名誉院長)
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特集●フィジカル診断学を極めよう!……監修/日野原重明,企画編集/徳田安春
特集にあたって…………………………………………………………日野原重明 1. バイタルサインの解釈とその意義…………………………………徳田安春 2. 心不全のフィジカル診断……………………………………………澤村匡史 3. 胸水のフィジカル診断………………………………………………松村理司 他 4. 急性腹症のフィジカル診断: 緊急性の症候群とその病態生理に立ったH+P……………………町 淳二
5. 腹水のフィジカル診断: 腹水? 腹満? 身体所見の活用場所…………………………………松下達彦
6. 肝脾腫のフィジカル診断……………………………………………北川 泉 他
7. 貧血と黄疸のフィジカル診断………………………………………須藤 博 8. 意識障害のフィジカル診断…………………………………………仲里信彦 他
9. 神経疾患のフィジカル診断…………………………………………大生定義 他 10. 梅毒合併症のフィジカル診断……………………………………岩田健太郎 11. リウマチ疾患のフィジカル診断…………………………………岸本暢将
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■連載
◆診察を極める!Dr.古谷のあすなろ塾
・第16回 問診診断を極める!……………………………………古谷伸之
◆主要徴候別ER診療の実際
・第13回 失神………………………………………………………斎藤 司・三宅康史
◆患者さんとの接し方
・第21回 患者を理解することがよい患者説明の第一歩………星野達夫
◆ヤバレジ〜だれもが最初はヤバレジだった〜………………………監修/岡田 定
・第1回 「末梢輸液入門 〜輸液組んどいて!〜」………………小林大輝
・ヤバレジ脱出チェックシート
◆基本臨床手技
・第12回 皮膚切開,排膿……………………………………………寺島裕夫
◆研修現場でEBMを実践しよう
・第22回 CONSORT,QUOROM……………………………………桐ケ谷大淳・名郷直樹
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