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レジデント11月号 SOLD OUT |
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12年10月15日発売
AB判144頁 価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81056-9
全ページカラー印刷 |
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特集●レジデントに知っていてほしいがん緩和ケア |
企画編集/有賀悦子 |
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画像をクリックするとサンプル(PDF)をご覧いただけます |
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次のような患者の担当医となりました。
『大腸癌,肝転移,肺転移。1か月前からあった排便前後の疼痛と左下肢痛が徐々に強くなり,入院。受け持ちとして挨拶に行くと,「働けなくなると困る」としきりに訴え,食事はほとんど手をつけず,病棟看護師から「いつも痛いわけでなく,心因性ということも考えられますか?」と質問されました。』
担当医として,どのような手順で取り組めば,病棟看護師の質問に答えを出すことができるでしょうか。
『疼痛や消化器症状の治療を行い,3か月が経過。この一週間で黄疸が出現し,ときどき混乱した言動が認められるようになり,倦怠感も強い様子。黄疸に気がついた家族から,「急に悪くなってしまって。私はどうすればいいのでしょう。」と廊下で呼び止められました。』
医師としてなにができるのだろう…,と思われるかもしれません。患者さんの身体・精神的な症状に加え,社会的な問題にも耳を傾け,活用できる専門性のある多職種をコーディネートし,亡くなるまでどのように支えつづけるか,“medicine”を越えて“care”の力量は,医師にも求められます。
本特集では,基本的緩和ケアを身につけてもらうことと,継続学習の1つの方法を示すことを目的としています。執筆者は,各分野のエキスパートに加え,直接レジデントの皆さんを教育する立場にある先生方も含めて構成されています。本書ががん患者のQOL維持の一助となり,レジデントの皆さんが患者にかかわることができた,という実感を持つ手がかりになることを信じて止みません。
有賀悦子
(帝京大学医学部 内科学講座 緩和ケア内科 教授)
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特集●レジデントに知っていてほしいがん緩和ケア
………………………………………………………………………企画編集/有賀悦子
【総論】
1. 緩和ケアとは〜臨床推論的病態評価を意識する/有賀悦子
2. 緩和ケアのスキルアップ方法〜ポートフォリオで振り返る/平原佐斗司
3. 精神腫瘍学としてのアプローチ/大西秀樹
4. チーム医療〜学際的チームの一員として働く/海津未希子
【各論】
1. 不安を訴えられたとき〜抑うつの評価と治療/伊藤敬雄
2. 痛みを疑ったとき
1. がん疼痛の評価と治療/門田和気
2. 鎮痛薬の副作用/山田佐世子
3. 食べられないと訴えられたとき〜消化器症状の評価と治療/大澤岳史
4. 呼吸の苦しさを訴えられたとき〜呼吸困難感の評価と治療/赤司雅子
5. 鎮痛薬が飲めなくなったとき〜投与経路の変更方法/山田佐世子
6. 非薬物的介入のエッセンス/本田晶子
7. 療養の場の選択支援,社会資源の活用/戸田陽子
8. つじつまがあわない〜倦怠感とせん妄の評価と治療,家族への配慮/金井貴夫
9. 予後1 週間〜死に至る変化と対処・看取りの作法/三田礼子
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■連載
◆患者さんとの接し方 ・第51話 ちい散歩に学ぶコミュニケーション技術−失神を繰り返した若者の話……星野達夫
◆チーレジ-だれもが最初はヤバレジだった- ………監修/岡田 定 ・第8回 高カリウム血症〜緩急をつけた診療をしよう……藤井健夫
◆みるみる心電図 ・第8回 急性心膜炎と肺血栓塞栓症……村川裕二・田宮栄治
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