HOME雑誌レジデント > レジデント13年10月号
月刊レジデント13年7月号
レジデント10月号 SOLD OUT
13年9月10日発売
AB判136頁
価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81067-5
全ページカラー印刷
特集熱傷の救急医療 熱傷診療ガイドラインから
企画編集/猪口貞樹
画像をクリックするとサンプルをご覧いただけます
特集[PDF 特集[PDF 連載[PDF 連載[PDF
 熱傷は,救急医療において日常的に遭遇する疾病で,多くは軽症である。しかし,重症の熱傷は生命および機能に重大な影響を及ぼす。本特集では,日本熱傷学会の『熱傷診療ガイドライン』を中心に,救急医療の現場で遭遇した熱傷に対してどのように診断・治療を進めるべきかについて,さらに,どのような知識を持っておくべきかを理解したうえで,標準的な熱傷診療が実践できるよう解説している。
 熱傷の救急医療においては,まず,重症度を確実に評価・判定し,必要な初期治療を行ったうえで,救命救急センターなどの熱傷専門施設へ患者を移送するかどうかを判断しなければならない。熱傷専門施設へ収容後には,初期治療に引きつづき,熱傷ショックに対する輸液療法,熱傷創の局所療法や外科治療などの急性期治療が行われ,同時に感染対策も必要となる。これらについては,具体的な治療法とともに病態や基本的な考え方などを取り上げている。また,やや特殊な対応が必要な小児および高齢者の熱傷,急性期以降に重要となってくる栄養管理,リハビリテーションや外科的機能再建などについても,要点を取り上げる。
猪口貞樹
(東海大学医学部 救命救急医学 教授,同 付属病院 病院長)
特集熱傷の救急医療 熱傷診療ガイドラインから……企画編集/猪口貞樹
1. 熱傷の現況:東京都の熱傷データから/樋口良平
2. 熱傷初期治療の手順と実際/春成伸之
3. 重症度評価/齋藤大蔵
4. 気道熱傷/上山昌史
5. 初期輸液 1:熱傷ショックと輸液療法/織田 順
6. 初期輸液 2:輸液療法の実際/佐々木淳一 他
7. 初期局所療法/安田 浩
8. 外科的局所療法:早期手術とスキンバンク/仲沢弘明
9. 感染対策/田熊清継
10. 小児・高齢者熱傷/松村 一 他
11. 栄養管理/池田弘人
12. リハビリテーション:重症熱傷患者に対して/木村雅彦
13. 外科的機能再建/楠本健司 他

連載
◆患者さんとの接し方
 ・第62話 こんな臨床医になってほしい−意識障害で緊急入院した頭部外傷患者……星野達夫
◆チーレジ-だれもが最初はヤバレジだった- ………監修/岡田 定
 ・第19回 肺炎治療〜診断から治療まで〜……藤井健夫
◆慶應循環器内科カンファレンス ………監修/福田恵一
 ・第23回 S字状中隔による運動誘発性左室流出路狭窄をきたした一例…………村田光繁
◆Toxicovigilance−毒を診る−……監修/水谷太郎
 ・第3回 うわさの脱法ハーブがついに来た!…………阿部智一

新連載
◆もっと!みるみる心電図
 ・第1回 ST低下………村川裕二・田宮栄治