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レジデント4月号 SOLD OUT |
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14年3月10日発売
AB判120頁
価格:本体¥2,000+税 ISBNコード:978-4-287-81073-6
全ページカラー印刷 |
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特集●バイタルサインを読み解く〜臨床で役立つ解釈と診断法〜 |
企画編集/入江聰五郎 |
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画像をクリックするとサンプルをご覧いただけます |
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バイタルサインは,臨床において最も確実な一次情報である。医療従事者であれば,いつでも・どこでも・だれにでも測定できる。バイタルサインの生理学的解釈法の有用性は,その利便性の高さである。利便性の高い診断ツールに心電図や簡易血糖測定器などがあるが,それらよりも迅速に・より広く・より深く,患者の病態を把握できる。バイタルサインを入り口にすると,患者の病態に対して確実に一歩踏み込むことができる。それだけで,随分と鑑別疾患を絞り込むこともできる。診療時間の最初の数分で病態へのアプローチができる,「先手必勝の医療」を実践できるのが強みだ。
たしかに,バイタルサインだけですべてが判断できるわけではなく,他の一次情報との併読も必要である。そこで,今回の特集は,昔から重要だといわれ続けているにもかかわらず,日本医療教育界にその利用法がまだまだ浸透していない「バイタルサインの生理学的解釈法」とともに,役立つ「バイタルサインからの臨床診断方法」を紹介したい。
入江聰五郎(入江病院 総合診療科)
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特集●バイタルサインを読み解く〜臨床で役立つ解釈と診断法〜……企画編集/入江聰五郎
1. 総論:バイタルサインの生理学的解釈法〜ヤバイタルの考え方〜/入江聰五郎
2. 心不全なの? 呼吸不全なの? カテコラミンリリースする病態の考え方/吉田 暁
3. 脈が遅すぎるんですけど? 急性発症する徐脈の病態の考え方/松田知倫
4. ショックの基礎! 基本的なショックの4病態の考え方/渡瀬剛人
5. 頻呼吸って,大事なの? 頻呼吸の3病態の考え方/北原佑介
6. 大呼吸だ〜Kussumaul呼吸の見つけ方と考え方/中山由紀子
コラム. カテコラミンが出過ぎると,どうなる?/笹野幹雄
7. 熱と脈拍数の関係って?? 比較的徐脈の考え方/田場秀樹 8. 変なショック! 基本的なショックの4病態で認識できない2病態
〜敗血症性ショック? 敗血症によるショック??〜/岸田直樹 9. 変なショック! 基本的なショックの4病態で認識できない2病態
〜ショック診療でステロイドを使う意味ってなに?〜/髙橋 隆 他
10. 変な呼吸その1:Cheyne-Stokes呼吸の考え方/妹尾聡美
11. 変な呼吸その2:agonal gaspの考え方/佐々木隆徳
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■連載
◆患者さんとの接し方
・第68話 患者説明のむずかしさ−「手術を受ければ助かるのに…」という患者さんへの説明……星野達夫
◆もっと! みるみる心電図
・第7回 正常心電図………村川裕二・田宮栄治
◆Toxicovigilance−毒を診る−……監修/水谷太郎
・第9回 うぎゃー! クモに咬まれた!………阿部智一
◆慶應循環器内科カンファレンス………監修/福田恵一
・第29回 ペースメーカ植込み後遠隔期に徐脈,意識消失をきたした一例……相澤義泰
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