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月刊レジデント14年1月号
レジデント7月号 SOLD OUT
14年6月10日発売
AB判136頁
価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81076-7
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特集きちんと学ぶ 女性診療〜診断と対応のコツ〜
企画編集/井上真智子
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 女性診療と聞いて,どういう印象を受けるだろうか? 何か特殊なことを学ぶように思うかもしれないが,実際は日常的にプライマリケアで誰もが遭遇するようなケースである。次のような患者に対して,あなたならどうアプローチするだろうか?
・症例1:26歳の女性。2,3日前から下腹痛,排尿時痛,微熱があり,一般外来を受診した。歩くと下腹部に響く感じがする。今朝から少量の出血がみられている。
・症例2:68歳の女性。糖尿病で通院中。この数か月,頻尿と外出時に少量の尿漏れがあり,困っていると相談を受けた。86歳の義父の介護をしているとのことである。
・症例3:46歳の女性。気管支喘息で通院中。この数か月,よく眠れない,いらいらする,肩がこるとのことである。更年期なのではないかと相談された。
・症例4:17歳の女性。最近よく頭痛がするということで,母親につき添われて受診した。月経歴は整だが,出血量が多く,月経痛も強く,学校生活に支障があるという。どうしたらよいか相談された。
・症例5:34歳の女性。妊娠32週。前日から頭痛と咽頭痛があり,受診した。当日になり微熱もある。1,2週前から便秘もつらいとのことである。

 本特集のなかで,自分なりの答えを探しだし,これらの症例に対応できるようコツをつかんでほしい。
井上真智子
(浜松医科大学 地域家庭医療学講座 特任教授)
特集きちんと学ぶ 女性診療〜診断と対応のコツ〜……企画編集/井上真智子
【Ⅰ. よくある女性の症候の診かた】
1. 生理痛が強い,出血が多い/池田裕美枝
2. 頭痛がする/五十嵐久佳 他
3. 尿がもれる,近い/加藤久美子
4. 乳房が痛い,しこりがある/川瀬和美
5. おりものが多い,気になる/藤岡洋介
6. 腹痛,腹部腫瘤/伊藤雄二
7. 冷え・のぼせ・肩こり・むくみ/森 裕紀子
8. 妊娠中のコモン・プロブレム/鳴本敬一郎 他
【Ⅱ. ライフステージ別の健康問題への対応と予防教育】
総論:女性の味方になるための女性の診かた/寺岡英美
1. 思春期/長尾智子
2. 性成熟期/寺岡英美
3. 更年期/中山明子 他
4. 老年期/大塚亮平



連載
◆Toxicovigilance−毒を診る−……監修/水谷太郎
 ・第12回 血液透析ですべての薬物が排出できるわけではない!………阿部智一
◆患者さんとの接し方
 ・第71話 医療コンピューターについて考える-非言語的メッセージのちから……星野達夫
◆もっと! みるみる心電図
 ・第10回 巨大陰性T波………村川裕二・田宮栄治
◆慶應循環器内科カンファレンス………監修/福田恵一
 ・第32回 肺出血と右心不全を伴った重症肺高血圧症の管理……田村雄一