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月刊レジデント14年1月号
レジデント2月号 SOLD OUT
15年1月13日発売
AB判160頁
価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81083-5
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特集ここまでわかる臨床現場での循環器病の画像診断
企画編集/内藤博昭
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 その昔,循環器病の非侵襲的画像診断法といえば,胸部単純X線写真であった。それに心エコー図検査と核医学検査が加わり,最近ではX線CTとMRIの台頭により,かつての診断ゴールドスタンダードの「心臓カテーテル」は治療手段に変貌した。画像診断法の進歩により,診療体系のパラダイムシフトが生じたといえる。病気の側では,現在の主流は動脈硬化症関連の虚血性心疾患だが,今後の焦点は心不全と不整脈に移るかもしれない。そして,再興の高齢者弁膜症,社会問題になりつつある成人先天性心疾患,胸痛疾患の大動脈解離や肺血栓塞栓症なども見逃せない。
 この特集では,若手内科医師を対象に想定して,循環器病画像診断の基礎知識と最前線を提示したい。内容は【Ⅰ. モダリティを知る】と【Ⅱ. モダリティを活かす】の2部構成で,前者ではCT,MRI,エコー,核医学検査の特徴と使用のコツを示し,後者では代表的な循環器病での画像診断の役割と注目の応用をフォーカスする。たとえばCTの使用のコツは「冠動脈CTアンジオグラフィ」,急性冠症候群のフォーカスは「冠動脈プラークの画像診断」である。本特集を楽しんでいただき,そしてレジデント諸君の臨床現場で少しでも役立てば幸いである。
内藤博昭
(国立循環器病研究センター 病院長)
特集ここまでわかる臨床現場での循環器病の画像診断
【Ⅰ. モダリティを知る】
1. 循環器病のX線CT/立神史稔
2. 循環器病のMRI/市川泰崇 他
3. 循環器病の超音波/神﨑秀明
4. 循環器病の核医学/冨口靜二

【Ⅱ. モダリティを活かす】
1. 急性冠症候群/宇都宮大輔 他
2. 慢性虚血性心疾患/城戸輝仁
3. 心筋症と心不全/渡邉絵里
4. 弁膜症/田中良一 他
5. 不整脈疾患/野田 崇 他
6. 先天性心疾患/髙田香織
7. 大動脈瘤と解離/末吉英純 他
8. 肺血栓塞栓症(静脈血栓塞栓症)/星 俊子



連載
◆患者さんとの接し方
 ・第78話 Think and Respect-患者さんとよい接し方をするコツ……星野達夫
◆Toxicovigilance−毒を診る−……監修/水谷太郎
 ・第19回 体温が下がったのは寒いから?………阿部智一
ピンチの研修医………編集/岡田 定
 ・第5回 急性腎障害と体液評価………松尾貴公
◆もっと! みるみる心電図
 ・第17回 ST-T変化の出現………村川裕二・田宮栄治
◆慶應循環器内科カンファレンス………監修/福田恵一
 ・第39回 拡張型心筋症による重症心不全を呈した家族性QT延長症候群の一例……相澤義泰