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月刊レジデント14年1月号
レジデント12月号
16年11月30日発売
AB判136頁
価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81105-4
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特集これでわかった! そこが知りたい! 頭部CT, MRIの読み方のコツ
企画編集/田岡俊昭
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目次[PDF 特集[PDF 連載[PDF 連載[PDF
 本特集では,「これでわかった! そこが知りたい! 頭部CT,MRI読み方のコツ」として,中枢神経系疾患の画像診断の特集を企画した.本特集の各項ではそれぞれの領域で勢いのある先生方に執筆を御願いした.さまざまな疾患の画像に関して,読影のコツに関して学習していただければ幸いである.「画像の読み方のコツ」と題した本特集であるが,各項を読んでいただければ察することができるように,簡単なコツというのは残念ながら存在せず,やはり数多くの画像に触れることが大切であると思う.数多くの画像を読む際に気をつけていただきたいのは,目立った疾患のない症例,つまり正常例の扱いである.忙しい臨床の場で,正常例に時間をかけている暇はないかもしれないが,少し時間をかけて正常と思った症例の画像を眺めてみることをお勧めする.脳内の構造が横断像と冠状断像ではどのように対応するのか? 各年齢で脳の画像がどのように変わっていくのか? 各構造がいろいろな撮像法でどのように見えるのか? たとえば中心前回の皮質の信号が年齢でどのように変わっていくのか? いろいろな項目に関して正常症例を数多く眺めていくことで,次に正常なのか異常なのか迷った際の判断に関しての自分なりの根拠が形成されると思う.
 本特集で取り上げていなかったことが1つある.「読影医のトリセツ」である.これから専門の各科へと進んでいく時期の先生方に,読影医とはどんな人種かを知っておいていただけると幸いである.
①読影医は各科医師との会話を望んでいる.
 一日中モニタの前に座って,レポートを作成し続けている印象の読影医であるが,決して人間嫌いということはなく,楽しみにしているのは臨床科の医師からのフィードバッ田岡俊昭クだったりする.もちろん「先生,この間のレポート,ばっちり正解でしたよ」なら大喜びだが,それ以上に「先生,この間のレポート,ハズレでした.おかげでエラい目に遭いました.」というフィードバックも,申し訳ないが本当にうれしい.
②読影医は臨床情報をほしがっている.
 読影に際して臨床情報が重要であることはもちろん,とくにMRIでは撮像前に十分な臨床情報を得ることで,効率的な検査の組み立てをすることができる.逆に不十分な臨床情報からは良質の検査,良質の読影レポートが得られることは少ない.また,的確に臨床情報を記載してくれる臨床医は読影医にとっても尊敬の対象となる.
③「かかりつけの読影医」を作っては?
 画像に関して適応から検査時期,撮像方法,読影結果まで気軽に相談できる「かかりつけの読影医」を持つと,多くのことがスムースに,効率的に進行する.読影医側にとっても臨床に関しての情報を得られることで勉強になる他,依頼医が欲していることを撮像や読影に盛り込むことができ,両者にとってプラスとなる.また,彼らが読影しているところに行って,実際に彼らが読影するプロセスを学ぶ,あるいは盗み取ることも貴重な経験となると思われる.ぜひともPHS一本で気軽に話のできる「かかりつけの読影医」作ってほしい.
田岡俊昭
(名古屋大学放射線科 病院准教授)
特集これでわかった! そこが知りたい! 頭部CT, MRIの読み方のコツ
1. CT,MRI画像の成り立ちと,頭部画像解剖のエッセンス/田岡俊昭
2. この画像から診断! 外来受診での神経外傷・脳血管障害/藤岡政行・田岡俊昭
3. 脳虚血をどう読むか/岡田 務
4. 脳出血をどう読むか/長畑守雄
5. 拡散強調像を使い倒す/森谷聡男
6. MRA,CTAをどう読むか/三木 均
7. 脳腫瘍をどう読むか(軸内編)/平井俊範
8. 脳腫瘍をどう読むか(軸外編)/坂本雅彦
9.「えー……何か白いんだけど……」/松本隆之・和田昭彦・阿部 修
10. 脳以外の事も考えよう:全身疾患と関連する病態/中村尚生
11. 治る認知症を見逃さない/石井一成
12. 小児のCT,MRI:大人とどう違うのか?/中根俊樹



連載
◆ヨルレジ……編集/森 信好
 ・第3回 血圧上昇……孫 楽
◆患者さんとの接し方
 ・第99話 Teach to be well−どの情報をどのように伝えるか……星野達夫
◆循環器内科 目からウロコ Q&A
 ・第9回 植込み型ループ式心電計……田宮栄治・村川裕二