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レジデント7月号
AB判120頁
価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81110-8
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特集総括! 熱中症 〜最新事情:生理学から後遺症まで〜
企画編集/三宅康史
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 今年の夏も“暑い!熱い!! ”救急外来(ER)でした.おかげ(!?)で,最近よく耳にする熱中症の症例もたくさん診察したことでしょう.でも,この熱中症,医学的なことをどれくらいご存じですか? えーと,熱中症は熱射病の一部で……,熱性けいれんは子供の病気で熱けいれんはおとな!?,いや待てよ,熱失神とか熱疲労という診断名も聞いたことがあるけど,どちらがより重症なんだっけ,応急処置の仕方や,そもそも鑑別診断と重症度分類,入院適応とかはどうなってたっけ,重症患者の集中治療の実際はどのようなものかしら…….
 よく考えてみると,学生時代,体温調節の仕組みや発熱三宅康史と高体温の違いを生理学で,環境障害としての熱中症と低体温症を臨床講義として救急医学の中で教わったはずです.ただそのころに授業で教わった内容よりも,熱中症の疫学や病態解析,診断基準,治療と予防法は,さらに進化しています.2015年春には日本初,世界初の「熱中症診療ガイドライン2015」が日本救急医学会熱中症に関する委員会より発刊されています.
 今回,ガイドラインを含めた熱中症に関する最新事情を,体温調節に関する生理学とともに特集しました.この1冊で熱中症診療については必要十分な内容が掲載されています.ER診療での実際の症例を通じて,この夏に熱中症診療を総括し,来年の夏にむけて熱中症の真のエキスパートとなってください.
三宅康史
(帝京大学医学部 救急医学)
特集総括! 熱中症 〜最新事情:生理学から後遺症まで〜
1. 熱中症の実態/三宅康史
2. 体温と体温調節メカニズム/井上弘行・成松英智
3. 発熱と解熱処置/志馬伸朗
4. 熱中症の病態と重症度/清水敬樹
5. 熱中症のリスクファクター/河村宜克・鶴田良介
6. 熱中症の診断と応急処置/神田 潤
7. 軽〜中等症熱中症の治療/垂水庸子
8. 重症熱中症の治療/山口和将
9. 職場における労働者の熱中症対策の実際/澤田晋一
10. スポーツにおける熱中症対策の実際/大城和恵
11. 日常生活における熱中症対策の実際/三浦邦久・浅子 英・佐藤 篤
12. 熱中症の後遺症/中村俊介

連載
◆ヨルレジ……編集/森 信好
 ・第8回 酸素飽和度低下……矢崎 秀
◆患者さんとの接し方
 ・第105話 医師は怒ってはいけない……星野達夫
◆慶應循環器内科カンファレンス……監修/福田恵一
 ・第63回 経皮的肺動脈形成術によって重症右心不全から逸脱できた慢性肺血栓塞栓性肺高血圧症の1例
  ……片岡雅晴