HOME看護セミナー >現場で役立つ!経腸栄養を行う患者のケア
 褥瘡の予防・管理の視点を5項目で考察してみます。第 1 項目は,なぜ褥瘡が発生するのか?そして,なぜこの患者さんに褥瘡が発生したのかを褥瘡発生機序を通して考えます。次にアセスメントのためのスケールへの理解を深め,目的に合わせて各種スケールを選択することでチームで情報を共有します。
 また体圧分散ケアにおいて①ポジショニングの目的と効果,②体圧分散用具の種類と選択, ③具体的な圧迫への正しい理解とケアの進め方について習得します。
 第2項目は,組織の耐久性を高めるために必要なスキンケアの目的と管理。
 第3項目は,栄養管理の目的と,創傷治療に影響を及ぼす栄養素と補助食品の活用,腸管の機能と役割を学びましょう。
 第 4 項目は,チーム医療と残存機能の維持向上のためのリハビリテーションについてです。
 第5項目は,褥瘡評価のDESIGNツールとDESIGN-Rについて比較検討します。
 以上の主要 5 項目について,症例検討をすることで褥瘡への知識を深め,ケアへのエビデンスをチームで共有し,チーム力を高め,褥瘡ケアの深化と進化を図る目的の,褥瘡を考えるセミナーです。


梶西ミチコ先生
糸島医師会病院 看護部長,日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会理事・評議員,日本褥瘡学会評議員
【講師からのメッセージ】
 褥瘡ケアは予防に始まり予防に終わるといわれています。そのためには,褥瘡の発生メカニズム・要因を正しく理解した判断能力と実践能力,倫理的感性,リスク感度を向上させた安心と安全な療養環境の提供が必要です。
 生活者としての患者さんを理解し,医療と生活両方の視点で多職種連携,他機関連携,院内連携の看護が中心となってチーム医療を深化させましょう。

※会場は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【本セミナーの目標】
体圧分散の目的を述べることができる意義
褥瘡の予防のアセスメントツール発生時のアセスメントツールで表現できる
褥瘡予防具の効果的活用ができる
栄養管理の目的意識を述べることができる
適材適所による局所管理ができる
予防のための指導,教育的関わりができる

10:00〜16:30
オリエンテーション(5分)
圧迫へのケア(120分)
スキンケア(50分)
栄養管理(50分)
リハビリテーション(15分)
褥瘡の評価(40分)
患者教育とチームワーク(10分)
質疑応答
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。