HOME看護セミナー >エンド・オブ・ライフケアにおける意思表明支援のアプローチ〜すべての人がその人らしく生きることを支えるために〜
【1日目概要】
1.エンドオブライフケアの概念を理解し,自分の死生観を意識化することで,さまざまな臨床現場におけるエンドオブライフケアの位置づけを考える機会とする。
2.患者の生命の質,人生の質,生活の質の維持・向上に寄与するために,患者とその身の回りの人たち(家族),およびケア従事者とどのような関係を構築したらよいか,また,それを支える体制づくりに関する課題を再考する。

【2日目概要】
1.エンドオブライフケアのアプローチ方法としてアドバンス・ケア・プランニングを理解し,さまざまな臨床現場における意思決定支援の実践を考える機会とする。
2.アドバンス・ケア・プランニングと意思表明プロセスを活用して,意思表明を促進する働きかけとチームビルディングに向けた課題を明確化する。


長江弘子先生
東京女子医科大学看護学部 老年看護学 教授

※会場は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【本セミナーの目標】
【1日目の目標】
エンドオブライフケアの概念定義を理解することができる
エンドオブライフケアを必要とする背景や,非がん患者の緩和ケアの歴史的経緯を理解することができる
自分の出会った身近な死の経験から「望ましい死:Good Death」について考えることができる
望ましい死:Good Deathの実現に向けて現状と課題を意識化し,何が今後必要であるかを言語化できる

【2日目の目標】
エンドオブライフケアのアプローチ方法の一つとしてアドバンス・ケア・プランニングを理解する
意思決定の3本柱を用いて,アドバンス・ケア・プランニングを事例展開に生かすことができる
各自の臨床現場においてエンドオブライフケアを実践するうえでの改善点や課題を明確にすることができる


9:30〜16:30
【1日目プログラム】
オリエンテーション
エンドオブライフケアの概念と緩和ケアの歴史的背景 :わが国の現状
「どう生きたいか」を支えるエンドオブライフケア
<グループワーク>
Good Deathについて・個人ワーク・グループワーク
ポスタービューイング ・グループワーク・発表・全体共有
Good Deathという考え方と対話
話に花を咲かせるために
質疑応答・明日の研修に向けての課題説明

【2日目プログラム】
ACPと意思決定支援の3本柱
ワークシートの分析の進め方
<グループワーク>
Step1 ・グループワーク・共有(中間発表)
Step2&Step3 ・グループワーク
Step2&Step3 ・ポスタービューイング ・グループワーク・発表・全体共有
EOLをあなたの立場でどのようにすすめますか?・発表
質疑応答・まとめ
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。