HOME看護セミナー >そこが知りたかった!基礎から応用まで学びを深める心不全
東京 2019/3/10(日)
 超高齢社会を迎え,心臓病の行く末である心不全は,増加の一途をたどっています。心不全は慢性疾患であり,生活の場で増悪を繰り返しながら,徐々に身体機能や生活の質が低下していきます。心不全は症候群であり,さまざまな原疾患が存在するため治療やケアも多岐にわたります。たとえば,高血圧や心筋梗塞,弁膜症によるものがあり,それぞれに適切な治療を行っていきます。また心臓の機能や心不全の重症度により,治療やケアの目的も変わっていきます。そして,呼吸疾患,慢性腎臓病,認知症,フレイルなど全身の併存症の割合も多くなります。これらを看ていくためには,患者の全体像を把握し,その人らしい生活の質を考えた治療とケアを首尾よく組み立てていく必要があります。このように,心不全はとても奥が深く,非常に幅広い知識を必要とします。一方で,患者さんの人生に寄り添いながら,全体を看ていくことができる心不全は,とてもやりがいを感じる場面が多くあります。
 本セミナーでは,心不全の1.病態,2.治療,3.急性増悪時の対応,4.慢性期における看護指導,5.リハビリテーション,6.心不全の緩和ケア,7.意思決定支援の実践,8.在宅医療,と基礎から応用まで,講義とケースワークを交えながら行っていきます。また,なかなかみんなの前で聞けないことも,各セッションごとに個別の質疑応答の時間を設け,その場で悩みを解決できるようにしていきます。講師には,私以外に,重度の心不全患者さんを多く看ている当院のベテラン看護師や理学療法士も参加します。楽しいながらも,明日から使える実践的なセミナーになればと思います。


弓野 大先生
ゆみのハートクリニック 院長
【講師からのメッセージ】
 今,心臓血管疾患,心不全は高齢者の死因の第一位となっています。心不全というと,看護師さんからは「苦手,難しい」「検査や治療も幅広い」「すぐ再入院してくる」「エンドレス」などの声を聞きます。心不全は,急性期から慢性期の長期管理が必要です。病期によりその対応はさまざまですが,適切なキュアとケアはQOLの向上,予後の改善につながります。また突然死も念頭に置かなければならず,予後が推定しにくいのも特徴のひとつです。このように,勉強する範囲が広く,そして患者さんの命に直結する病気であるからこそ,医療者としてのやりがいを感じることができる疾患でもあります。じっくりと心不全と向き合い,明日からのキュアとケアを考える場となればと思っています。

※会場は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【本セミナーの目標】
心不全の病態から治療までの基礎知識を身につける
心不全の増悪患者への看護実践に応用できる
患者家族への意思決定支援を実践できる
心不全の緩和ケアと在宅医療を知る

9:30〜16:30
[Part1]
オリエンテーション
心不全の病態(病態生理・身体所見・検査のみかた)
心不全の治療(非薬物・薬物療法)
心不全増悪時のベッドサイドケア(ケースワーク)
[Part2]
心不全の看護指導
心不全のリハビリテーション
心不全の緩和ケア
心不全の意思決定支援(ケースワーク)
心不全の在宅医療
まとめテスト
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。