HOME看護セミナー > ナースのための輸液・電解質・酸塩基平衡異常 ナースとして知っておきたい10のコツ 危険な病態は何か!
 輸液・電解質・酸塩基平衡異常はどのセクションにおいても遭遇する頻度の高い病態です。軽微な異常でも重要な病態が隠れていることがあります。
 病態を知ることで「危険な状態」を事前に察知し対応することができます。そして「なぜその指示が出たのか」を理解することで誤った処置を防ぐことができるのです。  本セミナーでは,看護師がチーム医療を果たすうえで必要な基本的知識(いわゆる「コツ」)について具体的ケースをいくつか提示して解説します。
具体的ケースの例
・選んではいけなかったこの輸液 ・見た目は元気そうなのに!?
・低ナトリウム血症→塩分負荷は誤り!?
・マラソンと低ナトリウム血症
・持続点滴に潜む危険
・高カリウム!これって本当?
・じつは危険な低カリウム血症
・こんな病歴で気づく電解質異常
・血液ガスからわかる病態
・代謝性アシドーシスとカリウムの関係,この組み合わせは危険!

志水英明 先生
社会医療法人宏潤会 大同病院 腎・透析科

【略歴】
平成6年 香川医科大学卒業,中部労災病院にて研修
平成13年 名古屋大学 腎臓内科
平成15年 東海中央病院 腎臓内科医長
平成17年 中部労災病院 腎臓内科医長,
平成21年7月〜同28年6月 中部労災病院 腎臓内科部長
平成28年7月〜 社会医療法人宏潤会 大同病院 腎・透析科
平成18年〜 名古屋大学腎臓内科 招へい教官(兼務)

【資格・所属学会】
日本腎臓学会:専門医,指導医,卒前卒後教育委員,評議員
日本内科学会:専門医,総合内科専門医
日本透析医学会:専門医,指導医
日本リウマチ学会:専門医
米国内科学会:日本支部 2016年総会 Scientific Program委員

【分担執筆など】
1. 水・電解質の異常にどう対処する? レジデントノート 2015年5月号(Vol.17 No.3)
2. 利尿薬を使いこなす.月刊薬事 2014年2月号(Vol.56 No.2)
3. わかりやすいCKD・透析テキスト.じほう,2014
4. 酸塩基平衡異常の診断と治療.腎疾患.Hospitalist(ホスピタリスト)2014年1号(Vol.2 No.1)
5. 研修医のための輸液・水電解質・酸塩基平衡.中外医学社,2015
【講師からのメッセージ】
「どの輸液を使うべきかわからない」「電解質・血液ガスが苦手だ」などの声をよく聞きます。電解質異常や酸塩基平衡異常(血液ガスの異常)を学ぶと,普段は気にしていなかった輸液や薬のポイントが見えてきます。
 患者さんを救う手がかりはたくさんあります。苦手だった電解質・酸塩基平衡異常を一緒に,そして「楽しく」学びましょう。

※受講申込の方に直接お知らせします。予めご了承ください。
【本セミナーの目標】
輸液・電解質・酸塩基平衡異常の基本的な知識の習得
輸液・電解質・酸塩基平衡異常を好きになる

9:30 〜 9:35
オリエンテーション

9:35 〜 10:35
輸液の基本:輸液の種類と選び方

 細胞外液と細胞内液の違い
 是正輸液・維持輸液・栄養輸液
 Refeeding症候群とは
- 休憩10分 -
10:45 〜 11:45
重要な電解質異常:ナトリウム

 症状と必要な観察項目
 なぜ急激な補正は危険なのか
 水制限と塩分負荷どちらが適切?
 飲水制限はどれくらい
- 昼食(60分) -
12:45 〜 13:45
重要な電解質異常:カリウム

 症状と必要な観察項目
 絶食時高K血症に注意
 危険な低K血症
- 休憩10分 -
13:55 〜 14:55
誰でもわかる酸塩基平衡異常:代謝性アシドーシス編

 代謝性アシドーシス
 血液ガスの読み方
 anionギャップで分けて考える
 危険な代謝性アシドーシスとは
- 休憩10分 -
15:05 〜 16:05
誰でもわかる酸塩基平衡異常:代謝性アルカローシス編

 代謝性アルカローシス
 尿中Clで分けて考える
 薬剤と代謝性アルカローシス
 難治性高血圧をみたら
16:05 〜 16:30
質疑応答
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。
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