HOME看護セミナー >NPPVの苦手意識を吹き飛ばそう!
東京 2020/2/15(土)
 無痛分娩や帝王切開術の麻酔で用いられる麻酔法は、硬膜外麻酔や脊髄くも膜下麻酔です。どちらも脊柱管の中に麻酔薬を投与する方法で、鎮痛効果が高く、母児の意識レベルや呼吸に影響が少ない麻酔法で、産科領域で多用される麻酔法です。しかし副作用や合併症はつきものです。低血圧、頭痛、神経障害、呼吸不全などが挙げられます。
 無痛分娩麻酔の主役は硬膜外麻酔です。麻酔によって分娩中のお母さんの快適度は格段によくなり、リラックスしたお産が可能になります。その反面、痛みや努責感がない分娩管理は、最初のうちは難しく感じるかもしれません。また無痛分娩中はバイタルサイン、痛み、脊髄神経遮断範囲、運動神経遮断なども継続的に監視する必要があります。
 帝王切開術麻酔の主役は脊髄くも膜下麻酔です。術中の最大の副作用は低血圧で、麻酔科医は低血圧対策に最大限の努力を図っています。最近の周術期管理は、Enhanced recovery after surgery(ERAS)の考え方にもとづいて行われることが増えてきました。術後疼痛管理はERASの中でも大事な役割を担っています。痛くなったら鎮痛薬を投与するのではなく、すべての患者に痛みを訴える前から鎮痛薬を投与するのが今の術後疼痛管理の考え方です。
 母体急変時は、母体の異常を発見できなければ何も始めることができません。母体からもっとも近いところにいるのは助産師さん・看護師さんです。お母さんの異常をいち早く見つけるために知るべきことを中心に、急変時対応について概説します。

加藤里絵 先生
昭和大学医学部麻酔科学講座 教授 日本産科麻酔学会 幹事 無痛分娩関連学会・団体協議会(JALA)委員
【講師からのメッセージ】
麻酔は麻酔科医や産婦人科医が行うものと思っていませんか?たしかに硬膜外カテーテル留置で、薬剤の処方をするのは医師です。しかし産婦さんの一番近くで観察し見守るのは助産師さんや看護師さんたちです!
無痛分娩や帝王切開術の麻酔について理解することで、麻酔の副作用や合併症を減らしたり、患者さんにとってより快適な質の高い麻酔を提供することができます。産婦さんによりよいお産を提供するため、ぜひ麻酔のことを知ってください!

日 時:2020年 2月15日(土)
※会場は開催2週間前に送付する受講票をご確認ください。
 会場について詳細をご希望の方はお問合せください。
【本セミナーの目標】
1. 硬膜外麻酔、脊髄くも膜下麻酔を理解する
2. 無痛分娩の麻酔法と副作用・合併症を知る
3. 帝王切開術の麻酔法と術後鎮痛法を知る
4. 母体急変の初期サインを理解し、急変を早期に捉えることができる

Program(10:00〜16:30)
10:00〜11:15 麻酔のキホン
11:25〜12:40 無痛分娩・イントロダクション
         ・メリット・デメリット
         ・管理の実際

昼食
13:40〜14:55 帝王切開術
         ・麻酔
         ・術後鎮痛

15:05〜16:20 母体急変〜お母さんを助けるのは助産師さん・看護師さんです!〜
16:20〜16:30 質疑応答
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。