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月刊糖尿病 13年5月号
月刊糖尿病2015年12月号 SOLD OUT

2015年11月20日発売
A4変型判/96頁
価格:本体2,700円+税
ISBNコード:978-4-287-82078-0
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特集●糖尿病腎症の診断と治療 Up To Date

企画編集/古家大祐
(金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科学 教授)
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 糖尿病腎症は慢性腎臓病の最大の原疾患であり,依然として新規透析導入の第1位を占めている.さらに,日本透析医学会からの2013年末の慢性透析患者に関する基礎集計において,莫大な医療費を要する慢性透析療法を受けている患者も糖尿病腎症が第1位となった.このような現状を踏まえると,糖尿病腎症の発症および進行阻止が,われわれ医療従事者が解決すべき急務の課題である.
 そこで,「糖尿病腎症の診断と治療 Up To Date」として,新たな糖尿病性腎症病期分類の改訂に至った経緯とともに診断と治療の実践を専門のエキスパートの先生方に解説して頂く.特に,血糖管理に関しては新たな血糖降下薬として登場したインクレチン関連薬とSGLT2阻害薬は,それぞれ単独投与では低血糖の懸念が少なく,かつ,腎保護効果も期待できる成績も報告され注目されている.また,糖尿病腎症治療に欠かせないチーム医療の実践による糖尿病透析予防指導管理の実態も解説して頂く.最後に,抜本的な糖尿病腎症に対する治療薬がない現状において,糖尿病腎症克服への挑戦を取り上げる.インクレチン関連薬とSGLT2阻害薬への期待と将来に新規糖尿病腎症治療薬となり得る展望とともに,個々の糖尿病腎症患者に応じたテーラーメード医療の可能性を腎症感受性遺伝子に基づいて解説して頂く.
古家大祐
(金沢医科大学 糖尿病・内分泌内科学 教授)
Ⅰ.
Ⅱ.
Ⅲ.






Ⅳ.




診断と病期分類2014/清水美保・和田隆志
診断の新たなバイオマーカー/荒木信一
治療の実践
Ⅲ-1.生活習慣の修正/北田宗弘
Ⅲ-2.EBMを基盤とした血糖の管理目標と薬物療法/松永佐澄志・曽根博仁
Ⅲ-3.血圧管理とそのコツ/横山宏樹・水谷有加利・堀口真恵
Ⅲ-4.脂質異常管理の腎保護効果/庄司哲雄
Ⅲ-5.チーム医療の実践とその効果/利根淳仁・四方賢一
Ⅲ-6.糖尿病透析予防指導管理の実態/北谷直美
糖尿病腎症克服に残された課題へ挑戦
Ⅳ-1.インクレチン関連薬への期待/高垣雄太・金﨑啓造・古家大祐
Ⅳ-2.SGLT2阻害薬への期待/滝山由美
Ⅳ-3.発症メカニズムに立脚した治療の将来展望/久米真司・安田真子・山原康佑
Ⅳ-4.腎症感受性遺伝子研究と個別化医療/前田士郎