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月刊レジデント13年7月号
レジデント7月号 SOLD OUT
13年6月10日発売
AB判136頁
価格:本体¥2,000+税
ISBNコード:978-4-287-81064-4
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特集内科でよくみられる心の病気と適正処方
企画編集/坪井康次
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 「心の病気」のなかでもうつ病は,生涯有病率が10 %にも及ぶとされるきわめて一般的な病である。同様にパニック障害も,受診する頻度の高い疾患である。また,身体疾患に伴う抑うつは,治療やリハビリテーションへの意欲を失わせ,治療を困難にするばかりでなく,患者のQOLを大きく損ない,自殺の誘因ともなりうるため,その症状の把握や対応は重要である。
 さて,「心の病気」において抗うつ薬をはじめとした向精神薬を適正に使用することは,適切な治療を行ううえで重要な要件の1つである。しかし,残念ながら治療現場では必ずしも標準的な処方が行われているとはいえない。
 本特集では,うつ病をはじめとした気分障害を筆頭に,不安障害,身体表現性障害,不眠症,摂食障害といった各精神疾患を,ベテランの先生方に解説していただいた。また,心の不調が併存しやすい疾患として,神経疾患,消化器疾患,呼吸器疾患,婦人科疾患,循環器疾患,代謝・内分泌疾患について,加えて,向精神薬の使い方やリラクセーション療法,認知行動療法,リエゾン・コンサルテーションについて,第一線で活躍されている先生方にわかりやすく解説していただいた。日常診察に取り入れられる心身医学的治療のエッセンスをみつけて,ぜひご活用いただきたい。
坪井康次
(東邦大学医学部 心身医学講座・ 同 大学医療センター大森病院 教授)
特集内科でよくみられる心の病気と適正処方……企画編集/坪井康次
【Ⅰ. よくみられる心の病気】
1. 気分障害・適応障害/堀川直史 他
2. 不安障害/山田和夫
3. 身体表現性障害/端詰勝敬 他
4. 不眠症/堀口 淳 他
5. 摂食障害/吉内一浩 他
【Ⅱ. 身体疾患-心身両面からみつめなおす-】
1. 神経疾患/佐谷健一郎
2. 消化器疾患/福土 審
3. 呼吸器疾患/村松芳幸 他
4. 婦人科疾患/小川真里子 他
5. 循環器疾患/宗像正徳 他
6. 代謝・内分泌疾患/野崎剛弘
【Ⅲ. 日常診察に取り入れる心身医学的治療】
1. 薬物療法/大坪天平 他
2. リラクセーション療法/小田原 幸 他
3. 認知行動療法/堀越 勝
4. リエゾン・コンサルテーション:精神科・心療内科との連携について/天野雄一

連載
◆患者さんとの接し方
  ・第59話 これからの医療の100年-skilled and caring……星野達夫
◆みるみる心電図
  ・第16回 ジギタリス………村川裕二・田宮栄治
◆チーレジ-だれもが最初はヤバレジだった- ………監修/岡田 定
  ・第16回 せん妄へのアプローチ〜「眠れない」にはさまざまある〜……藤井健夫
◆慶應循環器内科カンファレンス ………監修/福田恵一
  ・第20回 その腹痛の鑑別,もう一度考えてみませんか?…………香坂 俊 他