HOME看護セミナー >フィジカルアセスメントを行うためのフィジカルイグザミネーションの基本技術を身に付けよう
東京 5/21(日)・大阪7月8日(土)
 看護師にとって,対象の身体状態を判断するための「フィジカルアセスメント」は欠かせないものです。特に内科系,外科系のどちらにおいても基本となる呼吸器系のフィジカルアセスメントや腹部・消化器系のフィジカルアセスメントは,非常によく行うものだと思います。
 フィジカルアセスメントを行うためには,その根拠となる情報が正確かつ的確なものであることが重要ですが,身体に関しての客観的情報をとる技術が「フィジカルイグザミネーション」技術となります。このなかには視診,触診,打診,聴診という4つの技術が含まれます。すでに看護師の皆さんは臨床で使われているかとは思いますが,たとえば打診の技術を日々活用している方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?打診は慣れれば簡単ですが,打診音が出るためにはある程度の練習と実践が必要です。そして打診ができれば,対象の患者さんに負担をかけることなく,看護師にとって非常に有効な情報を簡単に得ることができます。
 フィジカルアセスメントは,この10年ほどの間に日本の看護基礎教育にも導入されるようになってきたため,看護基礎教育で学ばれた方も多いと思います。ただしフィジカルイグザミネーションは「ツール(道具)」ですので,活用するためには,正しい技術を身に付け,熟練することが求められます。
 本セミナーでは,講義だけでなく演習を行い,翌日からの臨床の現場ですぐに使っていただけるようにということを主眼としています。打診はちょっとしたコツがありますので,それができれば打診を活用できるようになります。演習を通して1人1人の受講者の方の技術の確認とアドバイスをしたいと思います。本セミナーを通してフィジカルイグザミネーションの基本の技術と,呼吸器系,循環系,腹部・消化器系のフィジカルアセスメントの基本についてあらためて復習し,日々の看護に役立てていただければ幸いです。


横山美樹先生
東京医療保健大学 医療保健学部看護学科 基礎看護学領域 教授
【講師からのメッセージ】
  東京医療保健大学医療保健学部看護学科 基礎看護学領域の横山美樹です。
 私は約20年前から看護基礎教育におけるフィジカルアセスメント教育に携わっております。聖路加看護大学の基礎看護学領域の教員として,新カリキュラム導入にあたり基礎看護学でフィジカルアセスメントの科目を立ち上げることになりその担当となりました。当時はまだ日本の看護基礎教育においてフィジカルアセスメントの教育は行われておらず,私自身も手探りで米国のテキストを見たり,医師によるフィジカルアセスメントの研修会に参加したりすることで,自分自身の知識や技術を獲得しながらフィジカルアセスメントの教育を続けてきました。
 2009年度からの新カリキュラムにおいては「フィジカルアセスメント技術は,看護師に欠かせない能力として教育内容に含める」と明記され,多くの看護学校や大学で教育されるようになりました。しかしながらその内容,時間数等は,それぞれの教育機関によって違いがあり,また看護師になってからのフィジカルアセスメントの活用も個々人の看護師によって様々だと思います。ますます高度複雑化する医療現場において,看護師が的確なフィジカルアセスメントを行うことは,専門職として必須の能力であり,特に在宅看護等でも求められるものです。今回は基本的な技術を習得し,明日からの医療現場で使えるようにと演習を重視した内容で企画しました。皆様のご参加をお待ちしております

【東京会場】
会 場:エッサム神田ホール(JR神田駅より徒歩1分)
日 時:2017年 5月21日(日)
※セミナー内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【大阪会場】
会 場:大阪会場 ※詳細は決定次第お知らせいたします。
日 時:2017年 7月8日(土)
※セミナー内容は変更となる場合がございます。予めご了承ください。
【本セミナーの目標】
フィジカルイグザミネーションの基本技術(視診,触診,打診,聴診)について,目的,正しい方法を理解し,実践できる
呼吸器系のフィジカルアセスメントの意義,目的を理解し,基本的なフィジカルイグザミネーション技術を習得する
心臓・循環系のフィジカルアセスメントの意義,目的を理解し,頸部の血管,末梢循環系のフィジカルイグザミネーション技術を習得する
腹部・消化器系のフィジカルアセスメントの意義,目的を理解し,基本的なフィジカルイグザミネーション技術を習得する

9:30〜10:00
フィジカルアセスメントについての概論
フィジカルイグザミネーションの基本技術(視診,触診,打診,聴診)

10:00〜10:30
呼吸器系のフィジカルアセスメント
・呼吸を観察する意義,視診のポイント

- 休憩10分 -
10:40〜11:20
呼吸器系のフィジカルイグザミネーションの実際(講義):触診,打診,聴診

- 休憩10分 -
11:30〜12:10
呼吸器系のフィジカルイグザミネーションの実際:演習「患者役,看護師役になり背部からのフィジカルイグザミネーション」

- 昼食(60分) -
13:10〜14:10
心臓・循環系のフィジカルアセスメント(講義)
・心臓,血管系の基本,頸部の血管の特徴
・末梢循環系のアセスメント(視診,触診)
・頸動脈の触診,頸静脈圧測定
・心臓のアセスメント:視診,触診,心音の聴診(ポイントのみ)

- 休憩10分 -
14:20〜15:00
循環系のフィジカルアセスメントの実際(演習):末梢循環系のアセスメント,頸部のアセスメント

- 休憩10分 -
15:10〜15:45
腹部・消化器系のフィジカルアセスメント(講義)
・腹部の視診,聴診,打診,触診
15:45〜16:20
腹部・消化器系のフィジカルアセスメントの実際(演習)
16:20〜16:30
まとめ・質疑応答
※上記内容・進行予定は,変更する場合があります。
循環器ナーシング
15年4月号
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16年4月号