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BRAIN 2012年2月号 |
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12年1月16日発売
A4変型判 価格:本体¥2000+税
ISBNコード:978-4-287-85006-0
全ページカラー印刷 |
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特集●おさえておきたい知識と最新情報!
脳神経外科のクリニカルパス
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企画編集/勝尾信一
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画像をクリックするとサンプル(PDF)をご覧いただけます |
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1990年台にアメリカから日本にクリニカルパスが導入され,10年以上が経過しました。日本の多くの病院でクリニカルパスが使用されており,就職したときにはすでに病院にクリニカルパスが入っていた,という方も多いのではないでしょうか。そして,紙で普及したクリニカルパスも電子化が進み,また,院内パスから地域連携パスへと対象が広がってきています。しかし,クリニカルパスが医療・福祉に用いられるツールであることから,使ってはいるものの,その本質を理解されていない方も少なくはないのではないでしょうか。そこで今回,クリニカルパスに対する正しい知識と,実践に直結する最新の情報を提供するために,特集を企画しました。 第I章では,クリニカルパスの基本として,総論・組織・運用,アウトカム・バリアンス,実践・記録という面から解説します。どこの科に行っても役に立つ内容です。次に,クリニカルパスを作りやすいとされている脳神経外科手術関連と,作りにくいとされている脳梗塞に対するクリニカルパスを,実例を提示しながら説明します。現場で使用しているクリニカルパスがあれば,比べてみるのもいいでしょう。 第II章では,脳卒中地域連携パスに関して,総論および急性期病院,回復期病院という立場から解説します。1病院を中心として展開する地域連携ではなく,医療圏あるいは県として展開する地域連携の話題が中心です。これから進んでいくべき道が見えてくると思います。 第III章では,電子化に関して解説します。院内クリニカルパスと地域連携パスの両者に対して,現状から今後の課題まで,幅広い内容になっています。
いずれの執筆者も,実際に現場でクリニカルパスを作って使ってきた人たちです。経験に基づいた内容は,今現場でクリニカルパスを使っている皆さんにとって,すぐに役に立つに違いありません。また,今後,別の場面でも必要な知識になると思います。正しい知識と最新の情報を身につけ,しっかりとクリニカルパスを使いこなしてください。
勝尾信一
(福井総合病院 副院長)
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特集
I.院内クリニカルパス
1. クリニカルパス運用の組織作りとクリニカルパス大会/池谷俊郎
2. アウトカム・バリアンスの考え方/勝尾信一
3. クリニカルパスにおける看護記録/村木泰子
4. 脳神経外科のパス1 脳神経外科手術関連のパス(その1)/西 徹
5. 脳神経外科のパス2 脳神経外科手術関連のパス(その2)/高橋 潔
6. 脳神経外科のパス3 脳梗塞のパス/松永高志
II.地域連携パス
1. 地域連携パスの作り方/藤本俊一郎
2. 脳卒中地域連携パス1 急性期病院として/高畠英昭
3. 脳卒中地域連携パス2 回復期病院として/平田好文
III.クリニカルパスの電子化/合地 明,胡重やす子,岡田恵子,小野佳子,湯浅貴裕
連載
・ニューロナースの疑問に答える! 脳神経疾患画像診断レクチャー
第4回 脳血管障害・脳血管奇形/片錫七朗・土屋一洋 企画●土屋一洋
・エッセイ●笑顔と脳 第6回 プラス思考トレーニングで笑顔に!/内田 都
・主要症例で学ぶ ナースが知りたい! 脳神経外科疾患の病態・治療・術後ケア
第6回 急性期脳梗塞に対する血管内治療/堀江信貴 企画●林 健太郎
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