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BIRTH 2013年第2号
2013年3月15日発売
A4変型判/96頁
価格:本体1,980円(税込)
ISBNコード:978-4-287-87010-5
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特集子ども虐待予防 周産期から助産師ができること
企画編集/高橋眞理
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 児童虐待を受けた児童を保護する児童相談所に寄せられた児童虐待の相談は,2010年度には5万件を超え,統計を取り始めた1990年から一貫して増加し続けています。また,虐待による死亡事件は,毎年50〜60件程度発生しており,実に週に1回のペースで起こっております。
 子どもの虐待は,「家庭」という外から見えにくい場所で起こること,また,被害者である子どもが自ら助けを求めることが難しいことから,なかなか発見されにくいという特徴がありますが,虐待が深刻になる前に育児の問題を抱える家庭を支援し,虐待が起こっている場合には早めに子どもを保護することが大切なのは言うまでのもありません。
 子ども虐待の早期発見には,保健,福祉,医療,教育,司法,警察などの連携が必要です。また,乳児虐待死亡例の検証から,望まない妊娠,妊婦健診未受診など,妊娠期・周産期に重要な問題があることが報告されています。
 妊娠期から女性のケアかかわり,新しい家族の誕生を支援し,女性の生涯の健康に寄り添うのが助産師です。子どもの虐待への理解を深め,虐待を防ぐためには,女性と子ども支援者として,周産期から助産師はチームの中でどのような支援ができるか,考えてみましょう。
高橋眞理
(北里大学看護学部 生涯発達看護学 教授,『BIRTH』編集委員)
特集
1. 子ども虐待の防止対策/奥田清子
2. 虐待発症のメカニズムと乳児虐待死亡例/大戸達之,宮本信也
3. 児童相談所の役割と医療機関との連携/佐藤隆司
4. 未受診妊娠と子ども虐待 -未受診妊娠と児童虐待死亡背景の類似性-/光田信明,高木 哲
5. GBV(gender-based violence)と虐待の連鎖/湯本敦子
6. 専門家チームによるCAPS(child abuse prevention system)/早坂由美子
7. 虐待予防に向けた周産期からの育児支援システムと助産師の関わり/上別府圭子,瀬戸山有美,
  水越真依,池田真理
8. 虐待の連鎖を断ち切るために助産師としてできること/三隅順子
9. 家庭内暴力被害母子への相互関係介入プログラム/加茂登志子
10. 妊娠期・周産期・産後の健康増進と虐待予防 -指導者育成-/中板育美

連載
・超音波検査 一目瞭然! -正しい楽しい使い方-
第10回 胎児頭部とその異常/増崎英明

・声なき声を聴くために 胎児心拍数モニタリング判読塾
第10回 一過性頻脈に関連する病態/鮫島 浩