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BIRTH 2013年第5号

2013年9月17日発売
A4変型判/96頁
価格:本体1,980円(税込)
ISBNコード:978-4-287-87013-6
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特集どこで働く?何を目指す?助産師のキャリアプラン
企画編集/松岡 惠
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目次[PDF 特集[PDF 連載[PDF 連載[PDF
 近年,助産師を取り巻く環境は大きく変化しています。WHO(世界保健機関)は,ローリスクの妊産褥婦のケアは助産師による継続ケアが望ましいという提言を発表し,国際的にも助産師に対する期待は高まっているのです。日本では助産師の養成校も,四年制大学の統合カリキュラム,一年課程の専門学校,短大または学士専攻科だけでなく,高度専門職業人としての助産師養成を行う二年課程の大学院修士課程,専門職大学院が徐々に増えて多様化しています。養成校を卒業した助産師の大部分は病院に勤務します。
 それにもかかわらず,日本の助産師の多くが働く病院は,分娩数の減少に伴う混合病棟化や,産婦人科医の不足による分娩取扱の中止など,助産師にとって必ずしも働きやすい環境ではなくなっています。さらにこの状況は,分娩件数が多い施設に助産師が偏在するという新たな問題にも発展しています。助産師数が多いため,新卒助産師が周産期ユニットに配属されないまま離職することもあります。さらに,総合周産期母子センターには周辺地域のハイリスク妊産褥婦が集中し,助産師は複雑なリスクを抱えた妊産褥婦の医学的な管理のサポートに追われる状況も生じています。
 こうした状況をふまえて,助産師は,自分がどのような助産師になりたいか,そのために今ここで何を学ぶか,次にどこで何を学ぶかについて明確なビジョンを持つことが大切です。
 本特集は,助産師がこれからのキャリアプランをたてるためのさまざまな選択肢を提示することを目的に企画しました。病院のなかで助産師としてキャリアアップを意識しながら働き続けること,子育てと両立させながら助産師らしい仕事をするための選択肢,さらに,助産実践やケアシステムを変えるための研究能力を学ぶ研修や進学などを提示します。
松岡 惠
(杏林大学保健学部 看護学科 教授)
特集
1.助産師のキャリアプラン/松岡 惠
2.総合病院の周産期ユニットで助産師として働き続ける/森本俊子,加藤智子
3.助産師主体のローリスクケアを行う/竹井春香,古野紗代,野町寧都,原田知子
4.NICUでハイリスク新生児と家族のケアを行う/木下千鶴
5.子育てと助産師のキャリアの両立:クリニックという選択/前田津紀夫
6.子育てと助産師のキャリアの両立:出張開業という選択/高橋美穂
7.助産ケアのガイドラインの作成と活用/江藤宏美
8.政策に反映させる研究を行う:診療報酬改定に向けた助産師の研究活動/高田昌代

連載
・超音波検査 一目瞭然! -正しい楽しい使い方-
第12回 胎児腹部(腸管以外)とその異常/増崎英明

・声なき声を聴くために 胎児心拍数モニタリング判読塾
第13回 早発一過性徐脈の意義2/鮫島 浩