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BIRTH 2013年第4号

2013年7月16日発売
A4変型判/80頁
価格:本体1,980円(税込)
ISBNコード:978-4-287-87012-9
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特集不妊・妊孕性
生涯にわたり子どもを得る能力への支援
企画編集/上澤悦子
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 生殖医療の発展は目覚ましく,加齢や遺伝子異常,がん治療後などで本来ならば子どもを諦めていたカップルにも,第三者からの配偶子提供や妊孕性温存治療を受けることで挙児希望を持てる時代となりました。一方,生殖医療を実施する倫理的課題,次世代の健康や福祉への責任を考えると,時間をかけて解明しなければならない問題も多く存在します。
 しかし,急速に晩婚・晩産が進む現在,生殖年齢の高齢化と生殖障害などによって安全な生殖医療と将来の妊孕性温存への人々のニーズは高く,個人および家族,さらに次世代へのリプロダクティブヘルスを支援する生殖医療と看護の役割は大きくなっています。これらの支援は,最近ようやくその必要性や具体策について議論されてきているものの,未だ,まったく意識していない看護職も数多く存在する現状です。
 そこで,妊孕性温存の支援に焦点を当て,男性不妊と精子能力,女性不妊要因である加齢と卵巣予備能力,また,がん治療前の男女の妊孕性温存療法とその具体的看護,またカウンセリングに役立つ遺伝子異常の知識について,各分野の専門家に解説をいただきます。さらに,わが国で長年実施されてきた非配偶者間人工授精で生まれた子どもと家族支援の実際,これからの生殖看護の役割について提案いただきます。
 本企画が,妊孕性障害の可能性のあるさまざまな看護場面において,温存への意識を看護職が持つことに役立つものになることを期待しています。
上澤悦子
(福井大学医学部 看護学科 臨床看護学講座 母子看護学・助産学領域 教授)
特集
1.不妊治療とその問題点,看護職はどのように関わるのか/森 明子
2.女性の一生の健康支援のために -女性の妊孕性に関連する卵巣予備能の知識-/浅田義正
3.思春期からの健康教育に生かすために -男性の妊孕性に関連する精子能力の知識-/石川智基
4.子どもを望んでいる女性ががんと診断されたとき/杉下陽堂,鈴木 直
5.子どもを望んでいる男性ががんと診断されたとき/東梅久子
6.妊孕性に関連する染色体異常と遺伝子異常を持つ男女へのカウンセリング/笠島道子
7.がん治療中の若年女性を支援する看護職の役割/中村 希
8.不妊カップルを支える家族支援 -AIDを選択するカップルのケアの一考察-/清水清美

連載
・超音波検査 一目瞭然! -正しい楽しい使い方-
第12回 胎児腹部(腸管)とその異常/増崎英明

・声なき声を聴くために 胎児心拍数モニタリング判読塾
第12回 早発一過性徐脈の意義1/鮫島 浩