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BEAUTY 第7号
BEAUTY 第7号
美容皮膚医学BEAUTY 第7号(Vol.2 No.6, 2019)

2019年5月発売
A4変型判/96頁
価格:本体3,600円+税
ISBNコード:978-4-287-91007-8

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特集●ボツリヌストキシン治療 最前線!

企画編集/古山登隆
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 近年,高齢化社会に伴い,美容医療は注目されている.形態的な加齢変化が解明されるにしたがい,抗加齢治療として,注入治療やスレッドを使った低侵襲でダウンタイムが少なく,術後すぐに日常生活に戻れる簡便なノンサージェーリー治療は増加傾向にある.注入剤治療のなかでもボツリヌストキシンによるシワ治療は,日本の日常診療においてスタンダードな治療法になってきたといえる.
 美容におけるボツリヌストキシンの使用は,2009年1月に米国アラガン社のボツリヌストキシン製剤ボトックスビスタ®が65歳未満の成人における眉間の表情ジワに美容目的の医薬品として承認され,2016年5月に同じくボトックスビスタ®が65歳未満の成人における目尻の表情ジワにおいて承認されているが,どのような目的で使用するにせよ,使用する場合は医師本人がその性質や特徴を熟知し,安全な注入を行わなければならない.
 ボツリヌストキシンの治療として,第1には表情筋を減弱化することにより表情ジワに対して行うもの,第2には,筋肉肥大に対して使用し,筋肉を減量させたり,拮抗する筋肉を弱めることで形態を変化させるもの,第3には,多汗症のような機能を変化させるために行うものなどがある.ボツリヌストキシンの注入法・注入目的は日々進化しており,美容医療におけるボツリヌストキシンの貢献度,可能性は果てしなく大きいと考えている.
 この『ボツリヌストキシン治療 最前線!』では,注入のエキスパートである4名の先生方に上顔面・中顔面・下顔面・多汗症の注入法についてご執筆いただいた.また形態学的な加齢現象が各組織の萎縮,それを原因とした下垂,そして筋肉の過緊張が中心であるということが明確になってきている現在,ボツリヌストキシン治療だけでは片手落ちであるという点から,コンビネーション治療は必須である.その治療において造詣の深い3名の先生方に,ヒアルロン酸との併用,糸との併用,ディバイスとの併用による治療方法についてまとめていただいた.また,トピック的な打ち方として3名の先生方に,肩こり,マイクロボトックス®,花粉症への注入の仕方を述べていただき,初心者からベテランの先生方まで,参考にしていただけるよう編集した.より安全で効果的な治療の助けとなれば幸いである.
古山登隆
(自由が丘クリニック 理事長)

I.総論
  1.歴史・メカニズム/征矢野進一
II.ボツリヌストキシン治療
  1.上顔面/佐藤英明
  2.中顔面/今泉明子
  3.下顔面/加藤聖子
  4.多汗症〜満足度を高めるヒント〜/西村 雄
III.コンビネーション治療
  1.ボツリヌストキシン+ヒアルロン酸によるコンビネーション治療/古山登隆,井上 香
  2.ボトックス®とスレッドリフトの併用/鈴木芳郎
  3.機器照射+ボツリヌストキシン/石川浩一
コラム
  1.肩こり/上原 清
  2.マイクロボトックス®/緒方寿夫
  3.花粉症ボトックス®/宗雪正美

連載
  弁護医師®の法律ケミカルピーリング/田邉 昇
  第7回 説明義務違反〜美容事件はたいていこれで負ける〜