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美容皮膚医学BEAUTY 第16号(Vol.3 No.3, 2020)

2020年2月発売
A4変型判/112頁
価格:本体4,000円+税
ISBNコード:978-4-287-91016-0

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特集●美肌と栄養〜美容皮膚科医が知っておきたい
栄養素の必要量・生理機能と食品機能性成分〜

企画編集/柴田克己
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 この特集は,栄養学者が,美容皮膚科医に知っておいてほしい栄養学の知識をまとめたものである.皮膚は常に外界との接触で痛めつけられており,修復するために,また正常に皮膚細胞を再生するための基本材料となる栄養素が必要である.栄養素とは,人が正常に生育するために必要な化学物質である.我々は,通常,「生き物」を栽培・加工・調理することで「食べ物」に変えたのち「食べること」で,栄養素を摂っている.栄養素は大きく分けると,エネルギーの共通通貨と称されるATPを産生する原料となる糖質・脂肪・タンパク質と呼ばれる主要栄養素と,これら主要栄養素を代謝するために必要な触媒として機能する微量栄養素と呼ばれるビタミン・ミネラルがある.きれいな肌を維持する極意は,刻々と変わる近部外部環境と体内環境を常に至適条件に維持することにある.簡単な文章にすれば,「栄養素をバランスよく摂取する」ことである.
 具体的に「栄養素をバランスよく摂取する」ためにはどのような知識が必要であるのか? 一言でいえば,厚生労働省が策定している『日本人の食事摂取基準』に記載された栄養素を摂取することである.『日本人の食事摂取基準』には,食事(食べ物を食べること)による栄養素摂取基準が,ライフステージごと,男女別ごとに1日当たりの値として記載されている.『日本人の食事摂取基準』にかかわった研究者が,美肌というキーワードでまとめたのが本特集である.これら5つの栄養素には属していないが,栄養素の消化・吸収,体内分配,細胞内での代謝,そして体外排出の過程に影響をおよぼす化学物質がある.食物繊維,抗酸化成分,腸内細菌叢改善成分などである.これらは食品機能性成分と呼ばれている.肌をきれいに維持するには,栄養素と栄養素の「体内運命(消化・吸収,体内配分,代謝,排泄の過程を意味する)」に影響をおよぼす化学物質を適正に摂り続けることが大切である.本特集を読めば,きれいな肌を保つ基本となる栄養学を知ることができる.
柴田克己
(甲南女子大学 医療栄養学部 医療栄養学科 教授)

1.生涯にわたって健康を維持するための栄養素必要量/柴田克己
2.健やかな肌を維持するためのタンパク質・アミノ酸のはたらき/木戸康博,小川亜紀
3.皮膚を健全に保つための脂質の生理機能/菅原達也
4.美肌に関係する炭水化物の生理機能/早川享志
5.美肌に関係する脂溶性ビタミンの生理機能/津川尚子
6.美肌に関係する水溶性ビタミンの生理機能/福渡 努
7.多量ミネラルと皮膚/上西一弘
8.美肌と微量ミネラル/吉田宗弘
9.美肌に関係する食品機能性成分の生理機能1
〜食品抗酸化物質「カロテノイド」は皮膚の光老化を抑える〜/寺尾純二
10.美肌に関係する食品機能性成分の生理機能2〜ポリフェノール〜/川畑球一
11.美肌と機能性糖質/吉岡泰淳
12.美肌と核酸/西本幸子
13.栄養素とシミ予防/伊美友紀子

連載
  弁護医師®の法律ケミカルピーリング/田邉 昇
  第16回 広告宣伝バーゲンセールにパッケージ〜景表法と特商法〜