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美容皮膚医学BEAUTY 第17号(Vol.3 No.4, 2020)

2020年3月発売
A4変型判/96頁
価格:本体4,000円+税
ISBNコード:978-4-287-91017-7

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特集●美容皮膚科と漢方

企画編集/野本真由美
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 美容皮膚科は,外側から皮膚を美しくすることが主な仕事である.スキンケア・メイクの指導,外用療法,レーザー・光治療などによる治療を行い,主に顔面における疾患および肌質の改善,シワやたるみといった容貌の改善を得意とする.西洋医学は原因を特定し,それを取り除いて解決することが得意であり,この方法で悩みを解決できるのが最も早い解決方法であるのは事実である.しかし,痤瘡,酒さ,アトピー性皮膚炎など,慢性炎症性疾患に伴う顔面の赤みや,体質や年齢が関与した赤ら顔の解決策は,西洋医学的アプローチだけでは難しいことも多い.このようなとき,日本の伝統医学である漢方医学を併用するという方法がある.
 漢方医学は,個人の体質を考えながら,気・血・水や五臓といった漢方医学ならではのものさしを用いて心と体のバランスを中庸へ導く.実臨床では,美容皮膚科治療が奏功しやすいように「生体側を整えておく」という考え方で併用するとよい.「どんな皮膚の状態に治療をしているか」を常に考えながらレーザー・光治療を行えば,治療効果はより安定し,副作用のリスクが減少する.
 本誌では,漢方医学では皮膚をどう捉えるのか,アンチエイジング医学にどう寄与できるのか,痤瘡や瘢痕,ケロイド,酒さ,アトピー性皮膚炎という慢性炎症性疾患に漢方薬をどう使うのか,冷え性から起こる美容面のトラブルに漢方薬をどう使うのか,体型のコントロールに漢方薬をどう使うのか,各々プロフェッショナルの先生からご執筆いただけることになり,感謝の気持ちでいっぱいである.医学雑誌でこのような特集が組まれることはおそらく初めてであるため,本誌をたくさんの方に読んでいただければと思う.西洋医学と漢方医学の併用療法は,「日本独自の考え方」を医療に生かしたものであり,「生体側を整えてから治療を行う」ことが今後日本だけでなく世界に伝わることを,心から願う.
野本真由美
(野本真由美スキンケアクリニック 総院長,野本真由美クリニック銀座 院長)

1.美容皮膚科と漢方/野本真由美
2.統合医療としての漢方医学の形/安井廣迪
3.アンチエイジングと漢方/山田秀和
4.尋常性痤瘡と漢方/許 郁江
5.難治性痤瘡関連疾患と漢方/黒川一郎
6.瘢痕/ケロイドと漢方/池野由佳
7.酒さの治療〜漢方とスキンケアを中心に〜/吉木伸子
8.アトピー性皮膚炎と漢方/三澤 恵
9.冷え症(性)と漢方/岡村麻子
10.ダイエットと漢方/青山重雄

連載
  弁護医師®の法律ケミカルピーリング/田邉 昇
  第17回 新しい落とし穴〜再生医療法・臨床研究法〜